そうりんメールNo.2
　７月末に、私のパソコンのハードディスクが突然ご臨終をいたしました。
バックアップを取ったのが１年前、ぼちぼちとらねばと、お盆のお参りの予
定を出したらやろうと思っていた矢先のことでした。お盆参りに飛び回りな
がら、復旧に努め、やっとここまでにきました。アドレスがわからなくなっ
たので、メールNo.1を送った友達からメールを回送してもらって、アドレス
を復旧しました。おくればせながら、メールをおくります。

　それは、２階の居間のごみ箱を私が蹴っ飛ばすところから始まったのです。
「自分のごみは自分で始末しろ！」
　我が家では、台所に分別ごみと普通ごみを入れるごみ箱があり、銀河の間
（昔銀河という洗濯機がおいてあった裏口）に大きな箱を置いてあり、普通
のごみはそこにほおりこんでおきます。さらに家中のごみは私がごみ箱を回
って集めて、燃やしたり分別して収集日にだしています。
　娘も中学生、自分の部屋にお父さんに入られるのもいやだろうと「部屋に
は入らないから、自分の部屋のごみは自分で始末しなさい」と言い渡しました。
　それ以来黙って見ていると、自分の部屋のごみ箱がいっぱいになると、隣
の居間のごみ箱にごみを押し込んでいるのです。ごみ箱がいっぱいになろう
と知らん顔、あたりまえみたいです。
　そんなことが数回続きました。そこで、前述のごみ箱蹴っ飛ばし事件が起
こったのです。自分の部屋から隣の部屋にごみを移して知らん振り、ちょっ
と缶やビンは台所へ、ほかのごみは銀河の間まで運べば後の始末はお父さん
がするんだから。それもできないのか！というわけです。
　小さな問題のようですけど、似たようなことはいっぱいありそうです。
福島県のいわき市の炭鉱跡によそから廃油を持ってきて捨てたり、福島の原
発の放射性廃棄物を青森まで運んだり。（その原発の電気は東京で使ってる
んですよね。東京の埋立地で発電すれば、超高圧送電線もいらなくなるし、
コスト下がって、かつ補償金が東京都に入っていいんじゃないのかな。絶対
安全だと電力会社も言ってるようですし。）環境問題ってこんなところから
始まるのじゃないのかな。自分でもできることを、他人に押し付けてしまう。
それじゃあ押し付けられたほうは面白くありません。環境汚染は大問題です
けど、自分の身の回りを片付けていくことから、始めなくてはね。
　こんな話を、スカウトの子供たちの前で話しました。
（娘もその中に居ました）
　次の日「いつごみ箱にごみを入れちゃだめになったの。回りくどくみんな
の前で言わなくても、直接言えばいいじゃない、あてつけだ！」と娘は怒っ
ていました。
　　私があんなに怒っていったのに、娘は聞いていなかったのです。