ソウリンメール　No.23
ずいぶんご無沙汰しております。ご法事に伺ったところで、うちに最近来ない
ですけどといわれて、重い頭をむち打ちがんばってみます。
実は２月が暇だったもので、つい余計なことを考えてしまいました。まちかど
学校なるものを企画しはじめたのです。ウォークラリーと宝探しをミックスし、
仏教の勉強をしようというものですが、あちこちのホームページや本を引用し
て原案を創り、仏教会にやりますと発表し、引用の許可をお願いしているうち
に時間切れしました。年度末でいろんな決算総会資料の作成など、今年からい
ろんな事情で若松組の書類作りもしなければならなくなったので余計に忙しく
なりました。やっと一段落したところで、連休の法事ラッシュに入りました。
３月末の東京のご法事のあと、ちょっと上野ではじまった「西本願寺展」（５
月５日で終わりです）をみたのですが時間が足りなくなり、慕帰絵が見られま
せんでしたので、５月１日に再度出かけました。そこでちょっとおもしろいも
のをみました。修理中の御影堂の棟札です。４枚あります、寛永１３年のもの
と、文化７年のもの２枚ずつです。いつ工事をしたかという記録に１枚は御門
主、１枚は棟梁が書いたもののようです。面白いのは、御門主のものはちゃん
と寛永１３年８月２日文化７年４月２６日と日にちまではいっているのですが、
棟梁のは４月　如意　日とはいっているのです。よく結婚式の案内状などに　
６月吉日　などとはいっていますが、これは日にちが取りたてて意味がない場
合によくつかわれますね。でも浄土真宗は日のよしあしをいいませんから、吉
日とはいいません。きっちり日を特定しにくいときなんとすればいいのかわか
らなかったとですが、さすが本山、昔から考えていたのですね。
「如意」とは「思いのまま」ということでしょう、私たちの思いのままではな
いでしょう。仏さまの思いのままにということでしょうか。