ソウリンメールNo.35　　　　　　　　2005.2.16

昨日は曇りでしたが穏やかな天気でした。今日は一転吹雪です、若松はまだい
いようですが高速は不通ですからだいぶ荒れているようです。昨年の涅槃会の
ときの天気みたいです。
今年の涅槃会は昨日でしたので無事終了、一息です。
今年のご講師さんは山梨県北杜市（甲斐大泉）から小さなホテルのシェフ大木
由枝さんにおいで願ってお話しをいただきました。
小さなホテルですが、本格的なフランス料理を出され、さらに病気の方におい
しく食べていただけるカロリーやたんぱくや脂肪を抑えたフランス料理を出さ
れています
「病気の方にもおいしい食事を食べていただこう」　ー生きる力をささえるた
めにー
といったテーマでした。
食事療法の食べ物をおいしくするにはどうすればいいのかというお話かなと思
っていましたがお話しを聞いて　その考え方のすばらしさに驚きました。
「八ヶ岳のふもとのすばらしい景色のなかで、病気の方が本格的なフランス料
理を食べる周りの人もなにも遠慮することなく一緒に食事をすること　これが
大切なこと」
病気になり、食事制限をしなければならない人は　もうご馳走は食べられない
少しばかり味を良くしても、今まで食べてきたものとは到底違ったものなので
す。
ひたすら我慢をして、命をつなぐためのみにものを食べなければならないこん
なことで生きているといえるのでしょうか。

ご馳走を食べるということは　昔は年に何回かの一大イベントでしたその日の
ために汗水たらして働く、我慢をするお正月、誕生日、お祭り　いろんな時に
ご馳走を食べたものでした。
病気をしたからといって、ご馳走がもう一生食べられないのではみじめです
ふだんは辛抱していても、たまにはみんなでご馳走を食べたいですね
周りの人も何も遠慮しないで一緒に食べる、これがなによりすばらしいことです

明日の楽しみがあるから今日を我慢ができるのです。
　　　　　　　　　　人は希望があるから生きられるのです

もういちど　ご馳走を食べに行きたいね。こんな希望を胸に又がんばれるのですね

この小さなホテルのオーナーとシェフの大木さんご夫妻が提供してくださって
いるのはじつは　希望　なんだなとうれしく思いました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ありがとうございました

ホテル　デュシェルブルー 
http://www.eps4.comlink.ne.jp/~duciel/eiken/index.htm
〒409-1501
山梨県北杜市大泉町西井出8240
TEL 0551-38-3208　　FAX 0551-38-3151