ソウリンメール　No.37　　　　　　　　　2006.6.13

「もったいない」という言葉が最近流行しているようです
昔からある言葉なのですが、意図的に忘れさせられたかのようです
戦後、大量に消費することがいい事のようにいわれていました
いっぱい作って消費する、余れば捨てればいいといった文化？から
限られた資源を大切にしようという方向に向いてきたことは有難いことです
「いただきます」「ごちそうさま」といった食事の言葉は
私がいきるため、命をなげ出してくださった多くの生き物に感謝し
その命を無駄にしないようにと手を合わすのです。

同じように忘れかけた言葉に「おかげさま」という言葉があります

選挙の当選御礼の挨拶にしか聞かれないようですが
もともと神仏のたすけによるとか、人のたすけ力添えに感謝することばです
お互いの助け合いによって生きていることを感謝し
互いに喜び合える生活の中から生まれてきた言葉だと思います

自分の努力・工夫がほかの人を喜ばす、そして自分の生活ができる

それを支えてきたのが
　　　　「仏さまが見ているよ」「ばちがあたるよ」
といった教えであったのでしょう


最近のニュースは
エレベーターの事故・村上ファンド・ほりえもん・耐震偽装

どれも自分だけがよければいいといっているように感じられます

ばちなどあたるものかと生きてきた人にとうとう・・・・

写真はお寺の前の道路に倒れていた「はくびしん」です
猫が跳ねられたかと車にぺちゃんこにされる前に歩道に移したのですが
よくみると鼻筋が白くおそらく「はくびしん」です
近所のお寺によく出没しているそうです
屋根裏でよく暴れていたそうでとうとう「ばち」があたったのでしょうか

会館の工事はやっと鉄骨を組み、基礎のコンクリートを打ち終わりました
本堂の防水工事を一緒にやっているので出入りも大変です