ｿｳﾘﾝﾒｰﾙ　No.41　　　2007.1.2
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします

みなさんつつがなくお過ごしですか？

この「つつがなく」は「恙無く」だそうで「病気などの災難もなく」という意味
で使いますが、本来は　ツツガムシ病にかからず無事にということだそうです
福島県ではいまでもツツガムシに刺されて入院する人が毎年１０人以上います
山や河原にツツガムシがいて、山菜取りなどで山に入って、刺されるようです
これの被害の対策は
　　山などに出かけた後は、服をよく払いお風呂に入って、きれいにしてください
　　　　だそうです。
要するに用心すること、ツツガムシにやられないようにするだけです

最近狂犬病でなくなった方がおられます。東南アジアで犬に咬まれたそうです
日本ではまず聞かれませんから、うっかり近寄ったのでしょうか
世界的にはまだまだ狂犬病は当たり前にそこにある危険なのでしょう
現地の人にとって犬は危険な動物、用心するのが当たり前な生き物

あぶないことに対する感覚が薄れているのが今の日本に暮らす人の姿なのかもしれません

危険なものを除こうとしても、すべてを取り除くことはできません
なくそうとすると自然環境を破壊するかもしれません
人間には害をするものでも、なくすと思わぬところで影響が出るかもしれません

危ないかもしれないいろんなものとともに暮らす智慧を持って長年暮らしてきたのです
これからもその智慧を忘れずに、ともに暮らしていったほうが
やさしい生き方ができるように思えます

たとえ、それが動物であれ、植物であれ、文化や価値観の違う人間であっても