ｿｳﾘﾝﾒｰﾙ　No.42　　　　2007.5.12

会津の布引山に風力発電所ができました。環境に優しいという触れ込みの
風車ですが、景観が壊れるという意見もあります。確かに100メートルも
ある風車が33基並ぶ風景は今までにない眺めです。大勢の家族がのんびり
と弁当を食べていました。そしてこれだけ並んでも原発一基の発電量
110万キロワットと比べるとわずか6万6千キロワットです。
では環境にも景観にも良いものってなんでしょう。ただ反対を叫ぶだけで
なく、どうゆう選択ができるか考えていかないとならないと思います。

憲法改定論議がにぎやかになってきました。国民投票法案が成立します。
反対派は今にも憲法9条が変えられそうなお話で、この法律自体の成立が
平和の危機だというみたいです。戦争放棄といえば平和になるのでしょう
か。この理念の下、日本はどんな形で平和を維持する努力をしてきたか、
論議をしてみる必要があるように思えます。
また、戦争を放棄すると一方的に宣言すれば平和が維持できるのでしょうか。
闘わないということばの意味をもっと話し合ったほうがいいように思います。
日本の国土をよこせと武力を持って乗り込んできた時、どう応ずるのでしょうか。
戦わずしてその場を立ち去りどこか違う場所を見つけるのか。殺されようと
その場所にしがみついていくのか。ただ戦わないといわれても、相手が暴力
で来たときどうすればいいのか、考えておかなければいけないと思います。
特急列車の中で多くの乗客がいながら暴行されてしまった女性がいました。
日本の中でも、多くの暴力事件が起きています。これらの事件を起こさせな
いためにはどんなことをすればいいのでしょうか。非暴力を通すということ
はどんな態度でいることなのでしょうか。他の人の腕力に頼ることは非暴力
といえるのでしょうか。いろいろ考えさせられる出来事でした。
ただ反対ではなく具体的にどうゆう方法があるのか、どうゆう危険があるのか
考えてみたいものです。