(唯)　��131
＜＜摂取不捨の　利益にて　無上覚をば　さとるなり＞＞

最近若い人たちの間で、仏像が人気になっているそうです。国宝の阿修羅像などは男前でかっこいいと大人気だそうです。さて、この仏像ですが、元をたどるとインドが発祥です。
釈尊の死後、その遺骨を納める仏塔が建てられました。そこに、仏陀の伝説を教えるためのレリーフが出てきます。この中の仏陀はまだ、石や足の形、菩提樹などで表わされています。その後次第に、今のような像が作られるようになっていくのです。
さて、この如来像ですが、色々な経典にその特徴が書かれています。その特徴は、三十二相八十種好と呼ばれています。（但し経典によってかなり違います。）たとえば、頭上にまげを結ったような肉の盛り上がりがある。体の毛が右旋している。眉間に白い毛が右旋してある。声が朗々としている。肩の先が円く豊満である。皮膚が滑らかで黄金のようである。手がひざに垂れるほどある。指の間に水かきがついている。手足に輪のしるしがある。などです。これらの特徴は、衆生を救う力があることを表しています。
このような姿で、阿弥陀如来は我々を救い見捨てることはないと言っておられるのです。近くで仏像を見る機会があった時は、こんな特徴が表れていないか見てみてください。