(智) ��132
＜＜信は　うたがいなき　こころなり＞＞

「信」ときいて、私たちはまず何を思うでしょう。「信じる」「信頼」この二つの言葉は、無条件に思いつきますよね。
「信頼」って、どのようなことなのでしょう？「信じる」って、どのようなことなのでしょう？考えた事ありますか？
先日、こんな質問をうけました。「信頼関係は、どうやって作り上げるのですか？」年配の方からでした。信頼関係は、「まず私が相手を信ずること」だとわたしは思っています。
では、阿弥陀さまと私はどうでしょう？　私と阿弥陀さまの間には、信頼関係はあるのでしょうか？
阿弥陀様は、「まかせよ、必ず救う」と誓って下さっています。このような煩悩のかたまりの私にも、誓ってくださっているのです。無条件にです。この私をみとめ働きかけてくださっているのです。
私は、「私が阿弥陀さまを信じるより、もっともっとまえから、私を見てくださっている、信じてくださっている」と、いただくことが出来るのです。
そのお心を、私はソクッと胸の中におくのです。
私のまわりが、暖かくなります。　私は、誠実に生かしていただくだけです。ただ「ありがとうございます」と合掌しお念仏させていただくだけです。