（玲）��136

＜＜真理の一言は　悪業を転じて　善業と成す＞＞

大震災から四か月が過ぎました。津波の被害はがれき処理も進まず、原発事故はいまだ終息の見通しが立たないようです。
会津地方にも避難している人が数千人います。自宅はあるのに帰ることができない。田や畑、家畜をおいてくるしかなかった。墓も仏壇も・・・
避難が長期化するといろいろ問題が出てきています。避難している人は家族のために「帰ることができない、仕事ができない、収入がない」ストレスが溜まっています。受け入れている人にも「面倒を見てやってるのにわがままだ」不満がたまっていきます。
放射線の被ばくも心配の種、会津でもいくらかの数値が出ています。安全だとはだれも言わない。心配しないでもいいという学者とダメだという学者それぞれに自説を曲げず、その中で暮らす人は戸惑うばかりです。
皆さん相手を心配し、善かれと思って行動し発言しています。しかしその結果は皆が納得するものとなってはいません。それがまた自らの憤りのもととなっています。
でも、本当に相手のことを思いやることができるでしょうか。自分の思いを投影しているだけではないでしょうか。
まずは自分が楽しまなくては、人を喜ばすことはできません。そして、みんなが喜ぶことが自分の喜びになるようになればいいですね。　　(玲)