(唯)No.143
み仏をよぶわが声は み仏の　われをよびます み声なりけり
(法語カレンダー九月のことば)
▼ようやく少し涼しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、お盆明けから本光寺の地下の防水工事が始まっています。
以前から湿気がひどくかび臭くなっていたのですが、このたび防水をやりなおすことになりました。
報恩講までには工事は終わると思います。
▼工事にあわせて、地下にあった物を整理することになりました。
すごい量の不要品が出てきました。いつか使うだろう、少し思い入れがあるから。
といってとりあえずしまっていた物が大半でした。
しまった時、あるいは目にした時は必要かも、もったいないと思うのですが、
そういってしまって何十年と一度も使わなかったのです。
▼そのついでに自分の本も整理しました。６００冊くらい処分しました。
自分の為になってくれた本たちです。
もったいないと思ってとっておいたのですが、もう読み返さないと思って思い切って処分しました。
結果、本棚がひとつ消えました。
今でも少しもったいなかったかなとも思うのですが、スッキリした部屋を見るとやってよかったなとも思います。
▼いつの間にか本当は不要なものがたまってしまうものです。
本当に必要なものをすぐに見分けるのはなかなか難しいことだと思います。
物だけではありません。日々の生活の中で、私達は色々なものに執着してしまします。
しょうがないことだと思います。ただ、たまにはそういった執着を点検してスッキリさせてみてはどうでしょうか。