育成会
スカウト活動を支援するため、活動を理解してくださる方やスカウトの保護者の方で組織しています。年会費や奉仕でスカウトの活動を支援しています。平成18年4月まで35年間使用していたスカウト会館は、活動のすばらしさを理解し、その発展を願ってご父兄や成人したスカウト達の浄財で、建設され維持されていました。老朽化に伴い5月 に解体されましたが、今は本光寺の門徒会館を使用して活動しています。そして、本光寺の本堂の下にスカウトルームができ、みんなの活動拠点となりました。
行事報告
2005年8月20日〜22日
ヒカリスカウト創立55周年記念 京都西本願寺参拝旅行
■目的
55周年を記念し、本派スカウトとして西本願寺を参拝する。そして、日本の文化に触れ、また他地域のスカウトと交流をふかめる。
■参加者内訳
BS：10名、CS：5名、VS：1名、GS：ジュニア8名、シニア：3名、リーダー14名 以上41名
■行程
旅行の様子を課題となった俳句と共にご紹介いたします。
・8月20日朝6時集合。おまいりをして出発です。
・朝早かったみなさんは目が開きません。
「バスの中 すやすや眠る こどもたち」
・さっそく三十三間堂にはいり、大きい建物と多くの仏さまにびっくり。
・清水の舞台は、あまり涼しくなかったし、人がいっぱいだったのでみんな下に行って音羽の滝で一休みしました。
・5時半頃には宿泊先の聞法会館に着き、お風呂にはいります。7時から晩御飯、ハンバーグ定食でした。おつゆをひっくり返すし、銀シャリだけ食べるという子もいる、楽しい夕食でした。
・部屋は洋室。2人部屋か3人部屋ですごくきれいです。朝5時半に、「お参りの時間ですよ」と放送されなければいいのですが…。
・リーダーが夜中に寝相の点検に歩きます。
「寝顔見て 昼のストレス とんでいく」
・夕食後7時40分より班長とリーダーで会議を開き、今日の反省と明日の打合せをします。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
・2日目、21日は5時起床、朝のお参りです。朝の太陽が入って背中が暑くなります。でもおまいりの終わる頃には入ってこなくなっていました。
・おつとめは45分ほど、その後智子リーダーの知り合いの布教使さんのお話でした。御影堂は修復中なので、阿弥陀堂でおつとめを全部します。
「おまいりは やっぱり正座 きついよね」
・8時半より「ヒカリスカウトグループ創立55周年記念式典ならびに仏教章授与式」を参拝部2階で行います。ボーイスカウト京都23団も参加して下さいました。
■決意のことば
『私達ヒカリスカウトのメンバーは、今日発足55年を迎えました。このすばらしい活動そしてこの歴史は、多くの先輩の努力のうえに輝いています。その努力を無駄にしないよう、創始者ベーデン・パウエル卿の思い、私達をお育て下さっている阿弥陀さまのおこころをしっかりと胸にいただき今日からまた私達は新しい一歩を歩み始めます。』
・その後、スカウトをボーイスカウト京都23団・ガールスカウト滋賀県第44団といっしょに班分けをして、書院などの重要文化財を見学に行きます。おもしろ散歩のはじまりです。
・書院は写真を撮ると光で傷むので撮影禁止です。でも、暗いところでも豪華な絵におどろきです。
・飛雲閣は運良く、石橋の結界がはずれていたのですぐ近くまで入ることができました。
・唐門は獅子や麒麟がきれいでした。ビール瓶を持っていかなかったので同じ絵かどうかはわかりませんでした。
「本山の 白州にはねる 会津ごま」
・最後に京都23団のハウス前にあつまって、歓迎の踊りをしてもらいました。
・終りに友情の輪をつくって解散、みんなで会館に戻ってカレーライスを食べました。
・午後は、太秦映画村に行きました。
「映画村 みんなと遊び 思い出よ」
・リーダーも楽しかったようです。
「映画村 おばけやしきで 気分かえ」
・映画村はこづかい使用解禁でしたので、みんな買い物にも忙しかったようです。
「映画村 おみやげまよい 金がない」
「映画村 かつらとるとこ みましたよ」
・幸いにお昼の大雨にもあわず、楽しく過ごすことができました。
・会館に帰ってお風呂、そして夕食 すきやき定食です。意外に味が濃いというか甘い！カブスカウトのテーブルは大忙し、2回続けて汁をこぼしたのでお店の人がしっかりついて監視しています。なべの煮え具合をチェック、ふたを取るのもお店の人がします。
「夜おそく みんなで話し 朝おきぬ」
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
・22日の朝も5時起床、お参りに出かけます。お参りが終わったら正面の階段をお借りして記念写真を写します。
「カメラ見て みんなでポーズ ハイチーズ」
・朝ごはんを食べたら、バスに荷物を積み込んで出発です。伏見稲荷の近くの駐車場にバスをとめ、課題を発表されました。
- 伏見稲荷のいわれを調べる。
- お昼を食べるにしむら亭までの鳥居の壊れていた数を調べる。
- 俳句･川柳･短歌をつくる。歩いて出かけます。
・本社について記念写真を写し、上り始めます。班別に鳥居の間をくぐり上ります。
1班 「あぶらぜみ 七日の命 大切に」
2班 「多すぎて おいなりさんも けんかかな」
3班 「セミたちの 暑さに負けぬ でかい声」
「空のいろ いろもみるより きれいだな」
4班 「稲荷山 おかげさまです ダイエット」
「上り下り 私のみかたは おーいお茶」
6班 「足痛い おいなりさんが にっこりわらう」
本部「あせ鳥居ながらのぼる 伏見稲荷」
・鳥居がびっしりと並んでいます。
「赤い鳥居 そんなに並んで 何を待つ」 特選
「やまのぼりああやまのぼりやまのぼり」
・やっと目的地、四ツ辻のにしむら亭につきます。
「仁志むら亭 景観に 汗沈む」
・京都が一望でき、涼しい風が吹き抜けて、しばらく休みます。
「稲荷山 子ギツネ走り 狸寝て」
・元気のある人は山頂までいきます。きつねに化かされたのかなかなか帰ってこないスカウトもいました。
「花迷い 狐にたのむ 帰り道」
・お昼は冷やしうどん、上にたっぷりカキ氷がのっています。お店からいなり寿司をさしいれしてくださいました。
「いなりずし 初めて食べた 京の味」
・そして最後に「ひやしあめ」をいただきます。関西では昔から飲んでいるもので、麦芽糖でつくっているそうです。それにしょうがの汁を絞っていますので、甘いけどさっぱりしています。
「稲荷山 登りきわめて 冷しあめ」
「いなりやま 鳥居をこえて 冷しあめ」
「冷しあめ 急いで飲むと うまいけど
チビチビのむと げき甘の王だ」
といった感想もありました。
後は山を下り、バスに乗ります。
「山下り 鳥居の間に 上むく猫」
京都を1時頃出発、北陸経由で帰ります。道路は水溜りがありましたので、けっこう雨が降っていたみたいです。でも私たちは雨らしい雨にはあわないで帰りました。
「行き帰り 寝るときつらい 寝かた した」
「バスの中 あっと思えば 京都すぎ」
「みんなとの 京都きざむよ むねの中」
夜9時過ぎに若松到着、本堂の前で整列点呼無事に帰ってきたことを報告し、最後に友情の輪をつくって解散です。
